開業医の佐藤誠は、開業してから3年が経過した。スタートダッシュには成功したが、外部環境の変化が迫っていた。
そこで、佐藤は経営コンサルタントの清宮影虎と改めて自院の課題を分析してみた。
ヒト・モノ・カネの順で現状を整理することで、様々な課題が出てきた。
清宮影虎は、山本産婦人科醫院院長の山本大輔から相談を受けた。
40年程前に、父親が開業した。経営は順調に思えたが、最近資金繰りに苦しんで、ボーナスの支払いも困るほどになっていた。
そこで、決算報告書を確認してみると様々な課題が見つかった。
清宮影虎は、山本産婦人科醫院の改善策をスタッフと一緒に話し合っている。
患者ペルソナシートを作成し、その患者がどのような行動をするのか分析をした。
分析することで、患者が何を求め、どういった事に期待し、クリニック選択するのかが見えてきた。
その他、デジタルマーケティングの一つである、WEB広告も実施してみることにした。
開業医の佐藤のクリニックでも、WEB広告の効果があり、順調に売上が伸びてる。
山本産婦人科医醫院でも同様にWEB広告の効果が出てきた。
そんな中、新型コロナウィルスが蔓延し、緊急事態宣言が出された。佐藤も山本も大きな影響を受ける。
そのような時代だからこそ、SNSやGoogleの口コミ、デジタル活用の重要性が増す。
そして、オンライン診療やキャッシュレス決済の導入を検討するようになっていく。
新型コロナウィルスによる行動制限が解除された。これまでの日常と違うニューノーマルな日常への遷り変っていった。
久ぶりのクリニック経営カンファレンス。佐藤や山本たちは、久しぶりの再会を喜び、この困難を乗り越えたことを称えあっていた。
そして、これまで実施してきた集患対策やデジタルマーケティングの効果がどのような効果があったのか、そしてこれから何を目標にしていくのか、限られた時間の中でそれぞれプレゼンした。
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